punga : 手を振って合図する
別れの挨拶や、遠くにいる人に挨拶するのに手を振る、あの行動です。
例文;
Nilimpungia mkono kwa mbali.
私は遠くから彼に手を振った。
この動詞は、手を振る相手が絶対に必要ですから pungia の形で使われることが多いです。
東アフリカで車に乗っていて驚くのは、運転している人が対向車とよく手を振り合うことです。
遠くから、あれは友だちの誰それって分かっていて、手を振るのです。
無論、車種や色で判断できているというのも多いのでしょうが、違う車に乗っていてもよく判るんです。
一般の人でそうですから、サファリ・クルーザーのドライバーとなると、もっとよく判るみたいです。
私が大好きなドライバーがいるのですが、ある時、別なドライバーとサファリしていて、ナイロビへ戻っていく彼とすれ違いました。
無論私は見分けようもなくって、過ぎてしまってから連れ合いから「今のはルテーレだった」と聞かされて、残念がったのです。
連れ合いがドライバーに、私とルテーレが大の仲良しだと説明をしてくれたのですが、後の祭りです。
翌々日、私たちがナイロビへ戻っていく日。
遠くから来る車を指してドライバーと連れ合いが「ルテーレだ!」って。
ライトをフラッシュさせて合図して止めてくれました。
運転席から私を見つけたルテーレがすぐ下りてこちらに来てくれました。
この前、連れあいが乗っているのには気がついていたけれど、私が乗っているとは思わなかったと言って、再会を喜んでくれました。
マサイの視力5.0は眉唾だと思っている私ですが、「とても視力が良い人」が多いのは事実のようです。