kasirika

kasirika

kasirika : 怒る

腹を立てる、怒る という意味の動詞です。

例文;
Alikasirika sana akaondoka.
彼はとても腹を立てて、立ち去った。

ずいぶん前ですが、ある漫才師が「怒ったぞ!」といってお客を笑わせていました。
訳すと Nimekasirika! となるわけですが、この表現、スワヒリ語ではよく使います。
もっとも、初めて夫からこういわれたときには思わず笑ってしまいましたが (^o^)ハハハ

でも、怒ったときにそういってくれるのはいいですよね、分かりやすくって。
黙って拗ねていられるよりは、怒ったと明言(?)してくれれば、理由も尋ねやすいし、事と次第によっては謝れるし、弁明もできますよね。

いわゆる「腹を立てる」というほかに、拗ねる/悔しがる に近い感じの時にも使います。
例えば、自分でおもちゃを落として壊してしまった。そんなときでも kasirika を使います。
こういうときって、日本語の 怒る/腹を立てる は、ちょっと違いますよね。

あるいは、何かをしそこねたときなど、原因が自分にあるときでも kasirika ですが、これもやっぱり 悔しがる に近いと思います。

だけど、自分のせいなのに腹を立てられてもねぇ。

 

2013年2月27日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

tikiti

tikiti

tikiti : 切符、乗車券、チケット
 
料金を支払ってあることを示すための乗車券や入場券を指します。
英語から来た言葉ですから、英語風のアクセント、イントネーションで使われることも多いです。
 
例文;
Kesho nitakwenda mjini kukata tikiti.
明日、切符を買いに街へ行きます。
 
kata tikiti というのは、改札のために切符を切ることではなく 切符を買う という意味です。
 
昔は田舎へ帰る汽車の切符を買うのも一苦労だったようです。
最近はバスが、本数も種類も多く、ラグジャリーと呼ばれる豪華バスも走っていて、便利になりました。
長距離バスのチケットには、飛行機のチケットのような複写式の物もあったりします。
 
ザンジバル行きの船の乗り場などには、ダフ屋とはちょっと違うのですが、ブローカーのようなのがいて、チケット売り場へ連れて行こうとしたりします。
こういうのは、無視できればした方が良いと思います。

 

2013年2月26日 | カテゴリー : T 始まり | 投稿者 : nyamburra

simama

simama

simama : 立つ、立ち上がる、止まる、停まる

座っていたものが 立ち上がる、あるいは動いていたものが 止まる と、なんとなく正反対…みたいに感じてしまう動詞です。

例文;
Gari linasimama likimaliza petroli.
車は、ガソリンが尽きたら止まる。

simama が日本語のシマウマと似ているから、観光客が「あっ、シマウマ!」と叫んだら、ドライバーは「Simama! 止まれ!」といわれたと思って停車してしまう。
こんなこと、お聞きになったこと、おありですか?

私の経験ではなかったですねぇ、そんなこと。
初めて行った80年代の初め頃でも、なかったように記憶しています。
日本人観光客が増えた80年代後半から90年代になれば、動物の名前を日本語で言えるドライバーも増えてきたので、なおのことなかったです。

ただ、この冗談はドライバーたちも知っていて、私にウィンクして車を止めるお茶目なドライバーもいましたから、実際にあったことかもしれないし、完全に旅行業者の創作かもしれないし…

でも、私は懐疑派です (^o^)ハハハ
というのは、Simama! という命令形だと、走っている/歩いている人に止まれ、あるいは座っている人に立てと命じる言い方になります。
「車を止めよ」と命じる形なら Simamisha (gari)! となるべきなので、話ができすぎているんじゃないの…と感じてしまいます。

それに、simama は si の音で、シマウマは shi の音と、全く違う音ですから。

 

2013年2月24日 | カテゴリー : S 始まり | 投稿者 : nyamburra

pilipili mboga/tamu

pilipili mboga

pilipili mboga/tamuピーマン

直の意味は 野菜唐辛子/甘唐辛子 とでもいうところでしょうか。

例文;
Usiniwekee pilipili mboga.
(私のお皿に) ピーマンは入れないで。

ピーマンは独特の臭いがあるせいか、あまり好まれないようですね。
私の知人の家でも、あまり使わないようで、kachumbari と呼ばれるサラダに入れるぐらいでした。

そういえば、ファルシ(詰め物料理)の類のお料理って、あまり見かけませんでした。
ピーマンだけでなく、トマトやおナス、カボチャなど詰め物料理に使う素材はとてもポピュラーなのに。

その代わり、パーティー料理として作るととても喜ばれました。(^_-)vブイブイッ

kachumbariのレシピはAfrica想い出部屋でご紹介しています。

 

 

2013年2月23日 | カテゴリー : P 始まり | 投稿者 : nyamburra

pilipili manga

pilipili manga

pilipili manga : コショウ、胡椒
 
日本ではもっともポピュラーな香辛料ですね。
 
例文;
Mchuzi uliotiwa pilipili manga huwa na ladha nzuri.
コショウを入れたシチューは、良い味になる。
 
pilaubiriani などのお米料理には必ず入れられます。
 
コショウがしゃっくり止めになるって、ご存じですか?
 
下の娘が3歳頃のことですが、急にものすごくしゃっくりが出だして、驚かしてもどうしても止まりませんでした。
あまり長く続くので心配になり、ふと思い出したのが、以前なにかで読んだ「粒コショウを噛むとしゃっくりが止まる」という記事でした。
 
娘に一粒渡して噛むようにいうと、何も知らない娘は素直に噛んで、当然なんとも言えない顔になって吐き出しました。
そりゃぁ可哀想な顔になりましたが、ぴたりと止まりました。

私のようなコショウ好きには効かないとは思いますが、小さな子どもには絶対に効きますよ。

娘はそれ以来、友だちがしゃっくりをするとコショウを噛むように言っていました。
もっとも、娘自身はそれ以後、コショウ噛む? って言うだけでしゃっくりが止まるようになりましたが。(^o^)ハハハ

pilaubiriani のレシピはAfrica想い出部屋でご紹介しています。

 

2013年2月22日 | カテゴリー : P 始まり | 投稿者 : nyamburra

pilipili

pilipili

pilipili : 唐辛子、コショウなどの総称
 
気分的にすぐ理解できますね、この名称。
 
例文;
Pilipili inaniwasha sana.
唐辛子がすごく辛いです。
 
唐辛子類が辛いという場合は washa という動詞を使って表します。
 
アフリカのお料理は辛いとイメージなさっている方が多いようなのですが、東アフリカの場合は、普通のお料理に唐辛子類がたくさんはいるということはほとんどありません。
基本的にトマトとタマネギがうまみの元になって、それに塩味を付ける感じです。
 
日本の子どもたちが、わさびの入ったお寿司を食べられるようになったら「大人になった」と感じるように、東アフリカの子どもたちも、唐辛子のきいた kachumbari と呼ばれるサラダなどを、お水を飲まずに食べられるようになったら「お水なしで唐辛子が食べられるよ!」みたいにいって自慢するようです。
 
スーパーなどで売られているフレッシュの唐辛子にも何種類かあるようで、小さな、プリッキーヌの仲間かなと思うようなタイプのものが、一番辛いとかいう話です。
 
初めてタンザニアへ行ったとき、夫の遠縁にあたる人の家でpilauをご馳走になったのですが、トッピングされていたグリーンの唐辛子を、ピーマンだと思って口に入れて、飛び上がったのを覚えています。

kachumbari や pilauのレシピはAfrica想い出部屋でご紹介しています。

 

2013年2月20日 | カテゴリー : P 始まり | 投稿者 : nyamburra

mgomba

mgomba

mgomba : バナナの木
 
植物としてのバナナを指す名詞です。
 
例文;
Mgomba mkubwa huzaa ndizi kubwa vile vile.
大きなバナナの木は、同じように大きな実をつける。
 
一応 「木」と書きましたが、バナナは多年草で、木ではないんですよねぇ。
 
スワヒリ語では、実の名前に植物を表すクラス接頭辞がついて、その実のなる木や草を表す場合が多いのですが、バナナは、実と植物名がまったく違います。
 
バナナは、実を食べるだけでなく、葉から繊維を取ったり、工芸の材料にしたりもしますし、茎は動物の飼料にもなり、残すところなく使える、大変有用な植物です。
 
茎は1年生で、実が熟すと枯れて、次の新しい茎が伸びてきます。個人的には、その枯れた茎や葉っぱが汚らしく見えるので、あまり好きではありません。
 
バナナの葉っぱで作った貼り絵工芸が 「バナナ・リーフ」といって売られています。
自然な色合いの差だけででなく、布地と組み合わせたものなどあって、アフリカらしい景色や動物の姿などを描いています。
あまり値段も高くないし、重くなく、壊れない、おまけに珍しいから喜ばれるという、お土産にぴったりのものです。

 

2013年2月19日 | カテゴリー : M 始まり | 投稿者 : nyamburra

kigoda

kigoda

kigoda : スツール

特に、上の画像のような 三脚のスツール を指します。

例文;
Mtalii alinunua kigoda kama zawadi.
観光客はお土産にスツールを買った。

このスツール、各民族で扱いに差があるのかもしれません。

ある辞書の例文では「昔は知恵の象徴のようなものであった」とされ、「長老の座るものだ」とも書かれています。

けれど、私が夫に kigoda を勧めたとき義姉が驚いて止めました。
「これは台所で女の人が座るものだから、男性に勧めてはダメ」と。

 (-_-;ウーン、こういったものは一カ所で得た知識だけでは判別できません。

 

2013年2月17日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

dawa ya mbu

dawa ya mbu

dawa ya mbu : 蚊取り線香
 
スプレーや、マット式の物も含め、蚊を殺すためのお薬を指します。
 
例文;
Ikifika jioni tuwashe dawa ya mbu.
夕方になったら蚊取り線香をつけよう。
 
治すだけでなく殺すためのお薬も dawa といいますが、娘たちがまだ小さかった頃、蚊を殺すのになんで dawa なんだ、と言い出しました。
二人ともおませで口が立つもので、時々こういうことを言い出します。
そこで、娘たちの結論は、ani_katorisenko02これは sumu ya mbu と呼ぶべきだ。
そして二人は、随分長い間そう呼んでいました。
 
ケニャはジョチュウギクの産地でもあります。
ツアーで行かれた方は、ドライバーさんたちからジョチュウギク畑のそばを通ったときに教えて貰っていると思います。
白い小菊を思わせる可憐な花で、虫を殺すなんて (^o^)ハハハ
日本にも輸入されていると思います。

 

2013年2月16日 | カテゴリー : D 始まり | 投稿者 : nyamburra

tikiti

tikiti

tikiti : スイカ

カラハリ砂漠が原産地とされる果物、スイカです。

例文;
Nitamnunulia mama tikiti nikienda sokoni.
市場へ行ったら、母親にスイカを買ってあげよう。

東アフリカの市場でごく普通に並んでいる、あるいは主食になっているものに、アフリカ原産ではない物が多いのには驚かされますが、スイカは南部アフリカ原産です。

このtikiti、スワ・英辞書で調べると watermelon となっているのですが、スワ・スワ辞書に出ている例文では料理するというセンテンスがいくつか出てくるのです。
瓜類 がすべて含まれているのかもしれませんが、タンザニアで暮らしたときには、一度も料理した瓜というのに出会ったことがないです。

もっとも、私は野菜が大嫌いなので、出ていても見向きもしなかったのかも。

 

2013年2月15日 | カテゴリー : T 始まり | 投稿者 : nyamburra