maziwa : ミルク、牛乳
動物が出すミルクと、植物が出す乳液、両方を指します。
例文;
Mtoto yule ananyonya maziwa ya mama yake.
あの子は母親の乳を飲んでいる。
東アフリカの人は maziwa lala と呼ばれる ヨーグルトも大好きのようです。
これは買ってくるだけでなく、新鮮なミルクがあれば自宅で作ることができます。
ヨーグルト菌など面倒なものはいりません。
買ってきたミルクを冷蔵庫などに入れずに放置すれば良いだけで、翌日にはできあがります。
タンザニアに住んでいた頃、夫と私、まだ小さかった娘二人の4人家族で、毎日2リットルの牛乳を消費していました。
半分は chai ya maziwa ミルク・ティー 用で、残りの半分はヨーグルト用です。
娘たちは夕方のおやつの時間に飲ませていましたが、大半は夫が消費していました。
特に、お酒を飲んで帰ってきて、食事が欲しくないときなど、好んで飲んでいました。
初めて夫の田舎へ行ったとき、彼が舅や義兄たちと家の中で話している間、私は姑や義姉たちと中庭でお喋りしていました。
義姉たちが「ミルク、飲む?」って聞いてくれたのでハイと答えると「お砂糖は?」と重ねて聞いてくれました。
私は、ミルクにお砂糖を入れる習慣はなかったのでいいえと答えました。
出されたミルク、なんとなくモロモロの感じ…。
そして口に入れると酸っぱい…。
でも、姑も義姉たちも気にせず飲んでいるので「腐ってます」とも言えないし…。
いっそお砂糖を入れて貰っていれば、紛らわせて飲んでしまうこともできたのにと悔やまれました。
「美味しい?」 と聞かれて「はい」といいつつ、グラスの中身は減っていきません
夫が出てきてグラスを目にして、「ミルク貰ったの!」っていいます。
ここは夫に頼るしかありません。
「お姉さんたち飲んでいるけれど、腐っているみたい」 というと、「違うよ、これはヨーグルトなんだ。飲めないの?」というではありませんか。
というわけで、残りは夫に飲んで貰いました。
義姉たちは、慣れない人はお砂糖を入れたがるけれど、あなたは慣れているんだと思ったわと大笑いしました。
舅は当時七十代でしたが、どう見ても六十そこそこにしか見えませんでした。
そして八十いくつで亡くなりましたが、若さと元気の源はこのヨーグルトだと、舅自身も夫も言っていました。
私も、その後、自宅でも作るようになって大好きになりました。