oga

oga

oga : 入浴する

お風呂もシャワーも、川や池でも、体を洗ってきれいにすることを指す動詞です。

同じ oga でも、形容詞の方は全く別な意味ですから、また別の機会にします。

例文;
Mimi huoga maji baridi asubuhi.
私は朝は冷たい水で体を洗う

キクユ人の友達が笑いながらよく言いました。「日本人とアフリカ人は体を洗うのが好きよね」って。
ロッジのシャワーの出が悪いとか言ってクレームが出るのはたいてい日本人ですって。

彼女が当時働いていた旅行社は、欧米からのお客が大多数で、日本人も少し受け入れているという程度の割合だったのに、お湯に関するクレームのほとんどは日本人だったそうです。

確かにアフリカの人はまめに体を洗いますねぇ。 うちのお手伝いさんたちも、断水でお水がなくて遠くまで貰い水に行くようなときでも、朝晩最低2回の水浴びは欠かしませんでした。

聞くところによると (嘘か冗談か、あるいは本当かは不明);
男性は夜だけの水浴びでもいいが、女性は朝晩2度の水浴びをしなければならない。
特に朝は絶対に欠かせないそうです。

既婚の女性は、朝、水浴びをしてから夫を起こすものなんだそうです。
体も洗わずに夫を起こすということは無礼千万なんだそうです。

ごく若い世代では、夫婦が一緒にお風呂にはいるということもあるそうですが、それでも少数派だそうです。
それ以外の世代にとってはとんでもないことだそうです。 というか、思いもつかないそうです。

日本のように、小さな子が親と一緒に入浴するということもないですね。
むろん小さいうちは親がお風呂に入れますが、親の方は服を着たままで、洗ってやるだけの仕事です。

夫が日本にいた頃、私の父親、つまり彼にとっては舅と一緒にお風呂に入ったと聞いて、私たちの仲人さんにあたる人が目を回していました。

 

2012年12月6日 | カテゴリー : O 始まり | 投稿者 : nyamburra

kochi/sofa

kochi/sofa

kochi/sofa : ソファー

長椅子、ソファを指す名詞です。

   例文;Baba alinunua makochi matatu.
父はソファーを3台買った。

kochi と sofaですが、どちらかといえば kochi の方がよく使われると思います。

ダルにいる頃、ソファーベッドを見かけないなと思っていました。
もっとも、親戚や友人の家はそこそこ大きくて、お客を泊められるほど部屋数もあるので、リビングのソファをベッドに変える必要もないのだなと納得していました。

ある時、大きなソファを作ってもらうことにしました。
昼は大きすぎるほどのソファで、夜にはベッドにもなるというサイズです。

チーク材で、きれいな彫刻も入れてもらって素敵なものができあがりました。
クッションは、オーダーするお店に気に入った布地がなく、他のお店で色も材質も満足するものを見つけたので自分で縫うことにしました。

もうできあがりは大満足夫と二人で悦に入っていました。

ところが、お手伝いさんが言うには…  どんなに高い kochi でも、よそに泊まって kochi で寝かせられたらいやだって。  侮辱されたというか、大事にされていない気がするそうです。

そうかぁ、それがソファベッドがない理由なのか…と納得しましたが、夫に言わせれば、「知らないだけだよ。気にしなくっていい」 ということでした。

 

2012年12月5日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

ja

ja

ja : 来る

日本語とはちょっと違う、ややこしいところもある動詞です。

例文;
Rafiki yangu atakuja nyumbani kwangu.
友だちが我が家へ来ます。

来る というのは、日本語では 自分のいる方向へ来る というのが基本ですが、スワヒリ語の場合は対話者同士のどちらの方向へ移動するのもこの ja を用います。

例文;
Nitakuja kwako.
(私はあなたの家へ来る) お宅に伺います。

私とあなたが話していると仮定した場合、あなたのいらっしゃる場所、私が行く方向によって ja 来る を使うか、enda 行く を使うかが違ってきます。

あなたがアフリカにいて、私がアフリカに行く場合は;
Nitakuja Afrika.
(私はアフリカに来る) 私はアフリカへ行きます。

あなたがアフリカ以外にいて、私がアフリカに行く場合は;
Nitakwenda Afrika.
私はアフリカへ行きます。

あなたがアフリカにいて、私がヨーロッパへ行く場合は;
Nitakwenda Ulaya.
私はヨーロッパへ行きます。

慣れないとちょっと戸惑いますが、よく使う動詞なので、頑張って慣れるようにしてください。

 

2012年12月4日 | カテゴリー : J 始まり | 投稿者 : nyamburra

ikweta

ikweta

ikweta : 赤道

仮定上の線 赤道 を指します。

赤道上に陸地を持つ国は全部で11カ国あります。 ケニャはそのうちの一つです。

例文;
Tanzania iko kusini mwa ikweta.
タンザニアは赤道の南側にあります。

ケニャ旅行中、コースによっては赤道を通過できます。
旅行者がよく通る道路沿いにいくつかスポットがあるのですが、偽物もあるそうです。
つまり、本当は赤道上ではないところだそうです。

赤道の看板(上の写真のようなもの)があり、土産物屋が集まっています。

そこにいるのが「赤道屋さん」とでもいうべきおじさんたち。
北半球と南半球で排水口の渦巻きが逆になるとかいうことで「実験」をして見せて、お金を取ります。
これは、単に手品だということですが、私は見たことがありません。
だって、お金を払うのがばかばかしいですもの。

もう一つ、この手品師たちや土産物屋で発行される「赤道通過証明書」。
これは、公式の物ではなくこの人たちの『独自』のものです。
法外な値段を言ってくることもあるそうですから気をつけてくださいね。

記念に欲しいと思ったら、『公式』ではないですから値切りましょう!
よそでは手に入らないものですから『独自仕様』と納得した上で、納得できる金額であれば、記念品としてはお勧めかもしれません。

 

2012年12月3日 | カテゴリー : I 始まり | 投稿者 : nyamburra

nazi

nazi

nazi : ヤシの実

お料理に使うと美味しい、ヤシの実です。

例文;
Nenda jikoni ukakune nazi.
台所へ行って、ヤシの実を削りなさい。

ヤシの実の果肉の堅くなったものを削って、それをお湯に浸してココナツ・ミルクを搾り、お料理に入れます。
ココナツ・ミルクが入ったお料理は東南アジアにも多いので、召し上がった方は多いと思いますが、カレーなどに入れると、辛さの中にもまろやかさが出て、本当に美味しいです。

料理用のヤシの実は、売っているときには外側の固い殻はすでに剥かれて、繊維質の部分がむき出しになって売られていることが多かったです。 これを買ってきて二つに割って、mbuzi と呼ばれる道具で削ります。

私は自分では上手く削れないのでお手伝いさんにやって貰っていましたが、削っているそばに座ってつまみ食いするのも好きでした。

シチューに入れるだけでなく、ご飯にもココナツ・ミルクとお塩を入れて炊くようです。

お湯にしたして搾るとき、一番搾りと二番絞りを取ります。 お料理によって使い分けたり、混ぜてしまうときもあるようです。

一度、絞りかすをケーキに入れてみましたが、さすがにうまみも香りも少なかったです。

一度ナイロビのスーパーで、すでに削ってあるココナツを買ったのですが、これはどうも絞りかすみたいで、濃いミルクがとれませんでした。

 

2012年12月2日 | カテゴリー : N 始まり | 投稿者 : nyamburra

hesabu

hesabu : 計算、計算する、数える

名詞は 計算、動詞だと 計算する になります。

例文;
Mwuzazi amehesabu pesa zake.
売り手はお金を数えた。

日本では、例えば 3080円のものを買って、5千円札と100円玉を出す、なんていうことをよくやりますね。
でも海外旅行でこれをやると、売り手側がうまくおつりを出せないってお聞きになったこと、おありでしょう。

レジの機械が釣り銭まで表示してくれるものだと問題ないのですが、そうでなければ、この支払い方法、かなり混乱を招くのは事実です。

でも、東アフリカに行ったときは心配いりません。 このやり方で支払って大丈夫。時には向こうから、「小銭、ないですか?」って聞かれるぐらいです。 彼らは暗算できちんと計算してくれます。

特に、ケニャのキクユ人、タンザニアのチャガ人あたりは計算が得意ですから、こんな釣り銭勘定なんか朝飯前です。

得意すぎて、困ることも… 
彼ら、本当に暗算が得意で、間違うことなく計算するのですが、”間違ったふり” もします。

例えばこんな調子です;
 150シルは高いよ。こんなの60でいいよ。
   無茶だよ。でも、140だったらしてあげる。
 いやよ。じゃぁ、65!
  だめだめ。
 じゃぁ、二つ買うから両方で120。
   二つだったら270だね。

こんな調子で続けていって;
  二つで、230が最終だよ。
 じゃぁ、三つ買うから 210でどう?
  三つだと、340だね。
このあたりまでは計算が合っています。

 三つで210以上は出さないわ。
  じゃぁ、あんたは友達だから特別だ。四つで、480にしてあげるよ

ヾ(–;)ぉぃぉぃ、値段が上がっているぞ!

こんなことしょっちゅうです。 間違えているのではありません。

だって、「そんなのおかしいよ、高くなっている」と抗議すれば、ニタッと笑って「じゃぁ、460」とか言ってくるんですよ。

でも、短い買い物時間で値切ろうとしている観光客は騙されたりします。 買い物の時には、しっかり計算してくださいね。

上のようなケースで、私はどうするって?

車が出る直前に「三つで210か、四つで260か、どっちにする?」って持ちかけて、売り手がOKした方で買っていきます。

 

2012年12月1日 | カテゴリー : H 始まり | 投稿者 : nyamburra

fundisha

fundisha

fundisha : 教える

知識や技術を 教える という意味の動詞です。

例文;
Baba anamfudisha mtoto wake hesabu.
お父さんは子どもに計算を教えています。

読み書きを教えたり、編み物や縫い物、あるいは狩りや農耕の技術を教えたり、という場合の 教える という意味で使います。

日本では道を尋ねるのも 教えてください という言い方をしますので、この動詞で道順を尋ねる人がいますが、間違いです。
道を尋ねる場合は onyesha 示す を使って尋ねるのがいいでしょう。

「アフリカでは子どもたちも重要な労働力である」と固く信じている日本人が大勢います。
確かに、農村部へ行けば今でもそうなんだろうと思いますが、都会の有産・中産階級の家庭では、子どもたちは勉強することを第一義とされている場合が多いです。

仕事から戻った両親が宿題に目を通すのは当たり前のことで、余裕がある家庭では、学校帰りにそのまま tuisheni(tuition=英)と呼ばれる 塾 に通わせたりします。 今ではパソコン教室に通っている子どもたちも多いようです。

寮制の学校へ入れる親も多いです。小さいうちは不憫に感じてか、5年生ぐらいから寮に入れるという家庭もあります。厳しい学校では、休暇の時以外は、土日の父母の面会も認めないというようなところもあるようです。 寮制の学校では、正規の授業が終わったあとにいわゆる補習授業も行われているようです。

 進学率の高さが『良い学校の』の証であるのはどの国も同じようですねぇ…

 

2012年11月30日 | カテゴリー : F 始まり | 投稿者 : nyamburra

embe

embe

embe : マンゴー

甘くておいしいマンゴーです。

例文;
Nenda sokoni kanunue maembe.
市場へ行ってマンゴーを買ってきなさい

東アフリカでは、何種類かのマンゴーが売られています。

よく見かけるのが、上の画像のようなグリーンの大きなマンゴー。
スーパーなどでは見かけませんが、子どもがおやつに買うのか、学校の近くの露天などでよく見かける、女性の握りこぶしよりも小型のものもあります。
ちょっとお値段高めのアップル・マンゴーなど、いろいろあります。

でも、高めって、いくらぐらいだとお思いですか?

スーパーではキロいくらの量り売りなのですが、マーケットではたいてい1個いくらで売っていて、アップル・マンゴーは高めでも1個50円位でしょうか。

マンゴーの木は大きくて、たくさん実を付けます。本当に鈴生りの感じです。 だから、東アフリカにいると、日本のマンゴーの値段が信じられません。と言うか、バカらしく思えます。

アボカド は parachichi と言いますが、これも embe と呼ぶ人もいます。

 

2012年11月29日 | カテゴリー : E 始まり | 投稿者 : nyamburra

daladala / matatu

daladala / matatu

daladala / matatu : 乗り合いミニバス

もっとも庶民的な移動手段です。

例文;
Nikienda Nakuru nitapanda matatu.
ナクルに行くときはマタトゥに乗ります。

ナイロビなど、大・中型のバスも走っていますが、台数もルートも多いのは matatu
タンザニアでは daladala と呼ばれます。

これは、ワゴン車を改造したもので、最近は法律が改正され、取り締まりも厳しくなったので、定員オーバーはあまり見かけませんが (でも、あります)、少し前までは20人以上詰め込むことなどざらでした。

実は数えるほどしか乗ったことがないのですが、かなり勇気がいる乗り物です。

一度なんか、前の席に乗っていた妊婦さんらしき女性が気分を悪くし、窓から顔をだして吐き戻しました。窓が閉まっていたから良かったものの…
 私は乗り物酔いする方なので、つられて酔わないかと本当に心配でした。

車内は超満員で乗るのですが、小さな子どもを連れた人にはみんな親切です。
子どもは、親の膝に乗せるということで無料なのですが、複数の子どもを連れた人がたくさんいます。そんなとき、誰かが自分の膝に乗せてくれるようです。

あるいは、長距離のmatatuに子どもだけ乗せるということもします。乗せるときに車掌さんに頼んでおくと、終点の事務所まで連れて行ってくれます。引き取りの人が来るまで事務所で待たせてくれるそうです。

少し前まではギンギラの装飾とガンガンならす音楽で有名でしたが、これも法規制で止められているとかいうことで、外見は少しおとなしくなってきているそうです。

 

 

chai

chai

chai : 紅茶

基本的には 紅茶 を指します。

ミルクとお砂糖がたっぷり入った東アフリカの紅茶はとても美味しいです。
普段はミルクもお砂糖も入れないって方も、ご旅行中にはぜひ東アフリカ風の紅茶を味わってみてください。きっとやみつきになります。

例文;
Napenda sana kunywa chai.
私は紅茶を飲むのが好きです。

大きなホテルなどで出だされる紅茶は、たいていティーバッグを使ったもので、お砂糖とミルクは別に運ばれてきますが、ややローカルなお店では、ミルクをたっぷり入れて沸かしたものが運ばれてきて、お砂糖だけ自分で入れるところが多いようです。

日本のようにカップに6文目なんてことはなく、溢れんばかりになみなみと注がれます。
これは、お酒なんかもそうですが、溢れさせて地面にこぼして、それが先祖への供養だったことへの名残かもしれません。

“基本的” な意味以外に 賄賂 という意味もあります。 同じ意味では soda というのもあります。

政財界を揺るがす大きなものから、ちょこっと小さなものまで賄賂も様々ですが…
賄賂の要求は「のどが渇いたなぁ」って言ってきます。
のどが渇いた → 紅茶/ソーダが飲みたい = 賄賂をよこせ

いやですねぇ

Africa想い出部屋の「トラブルな旅」では、私の体験談をご紹介していますので、読んでみてください。

 

2012年11月27日 | カテゴリー : Ch 始まり | 投稿者 : nyamburra