vuruga

vuruga

vuruga : かき乱す

きちんと整理したり並んだりしているものをかき乱す動作を指します。

例文;
Mbona umevurugavuruga vitabu?
なんで本を散らかしたの!

本や食べ物といった実体のあるものだけではなく、仕事を壊す、思考を乱す、みたいな表現にも使います。

辞書には、かき混ぜるかき回す という意味も出てきます。混乱させるのではなく、水と粉を混ぜ合わせるというような意味合いのほうです。

ただ、私の知る限りでは、そのような場合は koroga が用いられ、buruga は、あくまで破壊行為、ダメにする行為を指していました。

 

2012年11月21日 | カテゴリー : V 始まり | 投稿者 : nyamburra

ndege

ndege

ndege : 1.
       2. 飛行機

鳥 と 飛行機 を指す名詞です。

例文 -1;
Ndege wengi hulia vizuri sana.
多くの鳥はいい声で鳴く。

ゲーム・ドライブの時に鳥類もたくさん見かけますが、見分けるのが難しいです。
一度、とてもトリに詳しい方とご一緒したときにはいろいろと教えていただきましたが、またすぐに忘れてしまいました。
私が特定できるトリは、20数種類ぐらいでしょうか。

例文 -2;
Ndege itafika Nairobi saa saba.
飛行機は1時にナイロビに着く。

私は飛行機が大好きです。 世の中にこれほど快適な乗り物はないと信じています。

元々乗り物酔いがきついのですが、飛行機ではほとんど酔ったことがありません。全くないわけではないのですが、苦しむほどひどく酔ったことないですねぇ。

運が良いのか悪いのか、旅行の回数の割にはトラブルの遭遇確率が高いようです。
* パイロットが急病で経由地で一泊
* 機体が故障で経由地で一泊
* フライトの説明なしの変更で経由地で一泊
* 機体の部品落下で出発地に引き戻し 等々

ビジネスで年間何往復もなさっている方たちから、「それは多すぎる!」と大笑いされましたが、大小様々なトラブルに遭っています。

それでも、飛行機はいいですねぇ。
あの大きな大きな鉄のかたまりが浮かび上がるんですよ
感動しないわけがないでしょう

毎年夏にケニャへ行くのですが、時々、以前のフライトの時の乗務員さんたちと再会するときがあります。特にスワヒリ語で話した乗務員さんたちは覚えていてくれて、こちらが忘れているのを思い出させてくれたりします。 旅というのは、その土地を見ることだけではなく、そこに住む人と関わることも大きな目的の一つだと思います。その点から言えば、道中で知り合うのもまた愉です ♪

それに、乗務員さんたちと仲良くなるとラッキーなことも。 本当は貰えない食器を貰ったり、おみやげにとゴディバを一箱貰ったりと、かなり得しています v(*’-^*)bぶいっ♪

 

2012年11月20日 | カテゴリー : N 始まり | 投稿者 : nyamburra

lima

lima

lima : 耕す、耕作する、栽培する

田畑を耕す動作や、ある作物を栽培することを指す動詞です。

例文;
Mkulima analima shamba lake kwa jembe.
お百姓さんが畑を鍬で耕しています。

例文のように目的語が shamba 畑の場合は 耕す になり、analima karoti となれば ニンジンを栽培する/育てる という意味になります。

東アフリカには、農耕、牧畜、遊牧、狩猟など、生業を異にする民族が住んでいます。
タンザニアの、キリマンジャロの麓のモシに住むチャガ人は農耕民です。

夫の姉夫婦がダレサラームに大きな家を建てました。義兄の仕事の関係でウイーンに住んでいるのですが、その間に、管理する人を雇って建てたものです。二人が一時帰国して、盛大な完成パーティーが行われました。
姉にとっては姑になる、義兄の母親もモシからやってきました。とても働き者のこのママ、私も彼女が大好きなので、しばらくダレサラームに留まるというので喜んでいました。

義姉夫婦は海外生活も長いので、この大邸宅の庭をきれいな花々と木々で美々しく飾っていました。
よく見かける、バナナやトウモロコシが植わった大邸宅は、姉たちの好みではなかったのです。

ところが、働き者の姑が、庭にバナナを植えてしまったのです。
悪気はないのですが、彼女にとっては空き地があればバナナやトウモロコシを植え育てるのは当たり前のことですから、しっかりと耕して、裏庭はすっかりバナナ畑に

姑のしたことですから、さすがに姉も抜き去ることができません。
結局、姑がモシから出てくるたびに、裏庭の畑は広くなり、花壇は狭くなっていきました。

私たちが家を建て始めたとき、二人で、家庭菜園は作らない、特にバナナとトウモロコシは植えないということを、身内親戚にも守らせようと決めました。

かなりしっかり、きつく申し渡さないと、誰かが耕してしまいますからねぇ。

 

2012年11月19日 | カテゴリー : L 始まり | 投稿者 : nyamburra

jificha

jificha

jificha : 隠れる

自分自身で身を隠す、隠れる動作を表します。

例文;
Nilipomwona alijificha mlangoni.
私が彼の方を見ると、彼はドアに身を隠した。

動詞の頭に着く ji再帰辞 などと呼ばれ、目的語が行動主自身であることを表します。

ここの場合は -ficha 隠す という行為が ji 自分自身を隠す と言う動作になり、隠れる という状況になります。

この形の動詞は 再帰形 などと呼ばれますが、辞書によっては出てきません。

その場合は ji を取り除いた形で辞書を調べ、それが行動主自身に及ぶ形と解釈してください。

例;
ua 殺す → jiua 自殺する
funika 覆う → jifunika 被る

 

 

2012年11月18日 | カテゴリー : J 始まり | 投稿者 : nyamburra

homa

homa

homa : 熱

風邪やマラリアなどの 熱 を指します。

旅行中は熱も心配ですねぇ。 “知恵熱” ならぬ “疲労熱” に襲われる人も多いいようです。

例文;
Nina homa.
私は熱があります。

ただ、東アフリカへ動物を見るためのツアーで行った場合は、案外健康的な毎日になるので、その点では疲労は少ないはずなのですが。

というのは、ナショナル・パークなどでは夜間に遊びに行くところがないですし、翌朝は早くからゲーム・ドライブに出かけますから、それに備えて早寝をしなければなりません。
早寝早起きをする上に、連泊の場合は昼間はたいていロッジで休息です。 とまぁこんな具合に健康的なのですが、長距離の移動もあり、高揚しているので疲労がでないとは言い切れません。

季節と場所によっては蚊が多いことがあります。
ツアーの場合は情報として与えられると思いますが、長袖長ズボン着用、虫除け剤の持参などで備えてください。
虫除けは、スプレー式の物は出発地の空港で拒否されますから、塗布式かシート・タイプを選んでください。

マラリアは、風邪と症状が似ています。
ロッジには医師や看護師が常駐しているところもありますので、おかしいなと思ったら問診だけでも受けてみることをお勧めします。

マラリアの判定は、採血して顕微鏡をのぞけばすぐに分かります。
採血の器具はすべて使い捨てのものを使いますから、安心して受けてください。

 

2012年11月17日 | カテゴリー : H 始まり | 投稿者 : nyamburra

fungu

fungu : 固まり、山、積み重ね

野菜や果物を売るのに、量り売りではなく一盛りいくらで売っているときの、あのひとかたまりを指す名詞です。

例文;
Unauzaje fungu moja la nyanya?
トマト、一盛りいくらですか?

東アフリカでも、スーパーマーケットの野菜や果物の売り場ではキロ売りが中心ですが、露天や小さな市場では、今でも一盛りいくらで売っています。 果物や野菜に限らず、小魚なんかも盛りで売っていますし、お豆類や粉物、お米なども、グラスや空き缶を使って量って売っていたりします。

商品にもよりますが、一盛り買えば、ストックの袋の中から一つ、二つおまけしてくれるときもあります。むろんこちらから「おまけして」というのもアリです。

グリーンピースをグラス一杯買ったとき、もう一杯入れてくれたこともありますし、馴染みになっていると、「これとこれ、入れ替えて」といって、別の盛りの物と入れ替えをしてもらえるときもあります。

買った物は袋に入れてはくれますが、あちこちで買ったときには、まとめて入れる袋がないということになります。そんなときには、袋だけを売っている人から買うことになりますが、大手スーパーの袋よりは弱そうな物だったりします。

 露天巡りにはレジ袋を持参しましょう。

 

 

2012年11月16日 | カテゴリー : F 始まり | 投稿者 : nyamburra

dafu

dafu : (未熟の)ヤシの実

同じヤシの実でも、nazi とちがって、まだ熟していない、お水の詰まったものを指します。

例文;
Halima hupenda kunywa maji ya dafu.
ハリマはヤシの実のお水を飲むのが好きだ。

東南アジアなどで飲まれた方がいらっしゃると思います。
ちょっと青臭さのあるお水ですが、暑いときに飲むと、甘さがないだけ後口がすっきりして良いという人が多いようです。

ナイロビでは見かけたことがありませんが、ダレサラームでは自転車の荷台に積んで売っている人をよく見かけます。
頭の部分を削ってくれるので、そこから飲むのですが、削った皮でスプーンというか、へらを作ってくれる売り子もいます。dafu の内側の果肉はまだ柔らかくゼリー状ですから、そのへらですくって食べます。

私は、お水は好んで飲む方でもないですが、実を食べるのは大好きです。

 

2012年11月15日 | カテゴリー : D 始まり | 投稿者 : nyamburra

bisha

bisha

bisha : ノックする
 
ドアを叩くだけでなく、ごめんくださいと声をかける動作も含みます。
 
例文;
Usibishe kwa nguvu, kuna mgonjwa ndani.
中に病人がいるから、強くノックしないで。
 
単に 叩く という意味なら gongapiga という動詞もありますが、例えば、立て付けが悪くて上手く開かないドアをゴンゴン叩いたりしている感じがしてしまいます。
 
中に入れて貰うためにドアを ノックするという場合には、この動詞を覚えて使ってください。

 

2012年11月14日 | カテゴリー : B 始まり | 投稿者 : nyamburra

yai

 

yai : 卵

玉子と書く人もいますね。

例文:
Nyoka amelila yai la kuku wangu.
ヘビが私のニワトリの卵を食べた

昔は、といってもつい数十年前までですが、日本ではバナナと卵は高級品でした。病気見舞いに、化粧箱にもみ殻を敷き、そこに卵を入れてもらって、持って行ったりしていましたものね。

東アフリカの卵の値段は、そこまで高くはないですが、『家族が毎朝一人1~2個の卵を食べられるという家庭がたくさんある』とは言えないほどに、十分高いです。
日本と同じぐらいの単価ではないかなと思うので、他の食料品の値段と比較すれば、高いものの中に入ると思います。

東アフリカで皆さんが驚くのが、卵黄が白っぽいこと。
気分的に、黄身の色が濃ければ濃いほど美味しそうに、且つ栄養価が高そうに、感じてしまいますよねぇ。
でも実際には、黄身の色というのは餌に左右されるだけで、栄養価、ましてや美味しさには関係ありません。

でも、黄身の色が薄いと、困ることがあります。
それは、クリーム・カラメル(カスタード・プディング、プリン)を作るときです。
黄色みが薄いと、本当にまずそう…

タンザニアにいる頃、目玉焼きも美味しそうに見えないし、クリーム・カラメルだって美味しそうに見えないし…、ということで、フード・カラーを使っていました。
目玉焼きには使えませんが、プディングなら黄色く色づけることができますからね

スポンジ・ケーキだって、白っぽい仕上がりで、まるでエンジェル・ケーキのような色に仕上がるんですよ。

ある日、義兄がうちにやってきました。
この人は、日本でいうと外務事務次官にあたる要職にある人なのですが、奥さん、つまり義姉が、家で養鶏場をやっていました。その取引のことで我が家の近くまで来たので顔を見せてくれたのです。

彼が言うには;
高い飼料を与えると卵の黄身の色を濃くすることができる。が、卵の卸値は当然高くなる。普通の人たちが買い物するような地域では、高い卵は売れない。しかし、外国人が買い物に来る地域では、より黄身の色の濃い卵が好まれるし、彼らは高くても買う。だから、うちも高い卵をこの地域に卸している。

実はその少し前に、我が家の近くの小さなお店で卵を買うと、黄身の色が濃いことを発見していたのです。義兄にいうと、やっぱりそこにも卸しているとのことでした。

栄養価や味に変わりがなく、ただ値段が高いだけの黄色い卵を買うか、安い、白っぽい卵を買うか…
でも、黄色い卵が手にはいると分かれば、フード・カラーで着色するよりはベターだろうと思い、高い方を買うようになりました。

Jicho la ngamia/nb’ombe ラクダ/ウシの目
こんな名前の料理があります。何か分かりますか?
レシピはこちらに  Africa想い出部屋

ロッジやホテルでの朝食の時、卵は目の前でお好みに料理してくれるところがあります。
オムレツの中身を指定したりできる訳ですが、そこでシェフに目玉焼きを頼むとき、fried eggs と言わないで、上の言い方をしてみてください。
きっとウケますよ

 

2012年11月13日 | カテゴリー : Y 始まり | 投稿者 : nyamburra

wingu

 

wingu : 雲

東アフリカの空を流れる雲を眺めていると飽きません。

例文; (ことわざ)
Dalili ya mvua ni mawingu.
雨の前兆は雲

ナイバシャ湖では、ボート・サファリなどと称して、湖にボートで出てバード・ウォッチングできるようになっています。

ある時、そのサファリ中に、ロンゴノット山とは反対側の岸の向こうの方が真っ暗になりました。
もう見るからにその雲の下は大雨という感じです。

すごいねぇといいながら眺めていると、なんとその雲はだんだんとこちら側に移動してきます。
移動してきているのが、まるで巨大スクリーンで見るようにありありと見えるのです。

こっちへ来そうよ。怖いねぇ。などと話しているうちに辺り一面真っ暗になり、強い風が吹き始めました。
小さなボートは大揺れです。

一応救命胴衣らしきものは積んでいるのですが、よく見ると「これは救命胴衣ではありません」と書いてあります。つまり、ただの、救命胴衣型の浮き袋だということです。

とたんに大粒の雨が降り出しました。ボタボタッと落ちてくる雨の一粒一粒の大きなこと。
雷も鳴るから早く岸辺に戻らなければ。

生きた心地がしませんでした。

雨雲が、あんなスピードで移動してくるとは思っても見ませんでした。
遠くにあるときはよかったのですが、少し近づきだしてからはあれよあれよと言うまでした。

ホテルの桟橋に着いたときにはずぶ濡れでしたが、そこからホテルに戻るときにはもう雨はほぼ上がっていました。あっと言う間に来て、あっと言う間に立ち去った感じです。

ナショナルパークでも、向こうの方に浮かんだ雲から雨が落ちているのが見て取れることがよくあります。
日本だと北海道のような広い土地以外では、あまり見るチャンスはないと思うのですが。

 

2012年11月12日 | カテゴリー : W 始まり | 投稿者 : nyamburra