koroga

koroga

koroga : 混ぜる、混ぜ合わす、かき混ぜる、攪拌する、かき乱す
 
複数のものを混ぜ合わせる行為、あるいは破壊的にかき乱す行為を指します。
 
例文;
Usikoroge chai kwa nguvu sana.
力一杯紅茶をかき混ぜないで。
 
この例文のようにお砂糖を入れた紅茶をかき混ぜる、あるいは粉とミルクを混ぜ合わすような動作で、おもに使われます。
 
破壊的にかき乱す という意味でも使われないことはないようですが、使用頻度としては、あまり多くなかったと感じます。
 
つまり、破壊を伴わない、攪拌する行為は koroga で、破壊を伴う場合が vuruga という使い分けです。

 

2013年4月28日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kitabu

kitabu

kitabu : 本
 
本 を指す名詞です。
 
例文;
Baba alininunulia kitabu cha Kiingereza.
父は私に英語の本を買ってくれた。
 
基本的には本を指すのですが、ノート、帳面、帳簿、手帖 などの意味でも使われます。
 
最初は、辞書で見るように kitabu=本 と思いこんでいるものですから、ノートや帳簿、つまり文字が印刷されているものではなく、これから書いていくものまで kitabu というのに戸惑いました。
 
辞書は絶対的なものではないと頭の中で理解はしていても、ついつい辞書に書いてあることだけを信じてしまいます。
実際に自分で使用例に触れ、辞書にプラスしていかないといけないなぁと思います。


2013年4月8日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kasirika

kasirika

kasirika : 怒る

腹を立てる、怒る という意味の動詞です。

例文;
Alikasirika sana akaondoka.
彼はとても腹を立てて、立ち去った。

ずいぶん前ですが、ある漫才師が「怒ったぞ!」といってお客を笑わせていました。
訳すと Nimekasirika! となるわけですが、この表現、スワヒリ語ではよく使います。
もっとも、初めて夫からこういわれたときには思わず笑ってしまいましたが (^o^)ハハハ

でも、怒ったときにそういってくれるのはいいですよね、分かりやすくって。
黙って拗ねていられるよりは、怒ったと明言(?)してくれれば、理由も尋ねやすいし、事と次第によっては謝れるし、弁明もできますよね。

いわゆる「腹を立てる」というほかに、拗ねる/悔しがる に近い感じの時にも使います。
例えば、自分でおもちゃを落として壊してしまった。そんなときでも kasirika を使います。
こういうときって、日本語の 怒る/腹を立てる は、ちょっと違いますよね。

あるいは、何かをしそこねたときなど、原因が自分にあるときでも kasirika ですが、これもやっぱり 悔しがる に近いと思います。

だけど、自分のせいなのに腹を立てられてもねぇ。

 

2013年2月27日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kigoda

kigoda

kigoda : スツール

特に、上の画像のような 三脚のスツール を指します。

例文;
Mtalii alinunua kigoda kama zawadi.
観光客はお土産にスツールを買った。

このスツール、各民族で扱いに差があるのかもしれません。

ある辞書の例文では「昔は知恵の象徴のようなものであった」とされ、「長老の座るものだ」とも書かれています。

けれど、私が夫に kigoda を勧めたとき義姉が驚いて止めました。
「これは台所で女の人が座るものだから、男性に勧めてはダメ」と。

 (-_-;ウーン、こういったものは一カ所で得た知識だけでは判別できません。

 

2013年2月17日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kiu

kiu

kiu : 喉の渇き、渇

喉の渇きを表す名詞です。

例文;
Ukisikia kiu kwenye jua, unywe maji mengi.
日のあたるところで喉が渇いたら、お水をたくさん飲みなさい。

喉が渇く喉の渇きを覚えるという場合、ona/sikia kiu と表現します。

渇きをいやす方は、kata kiu となります。

日本語でも、ある物やことがらを激しく望む状況を渇望といいますが、スワヒリ語でもこの kiu を用いて、強く望む状態を表します。

最近はめっきり少なくなっていると聞きますが、公職にある人や何かの権限を持っているような人が、Nasikia/Naona kiu. 喉が渇いた といってくる場合は、水気の物が欲しいのではない場合がほとんどでしょう。
口では、chaisoda を欲しいといってきますが。。。

 

2013年2月11日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kamua

kamua

kamua : 搾る、絞る
 
ミルクを搾ったり、雑巾を絞ったりという動作を表します。
 
例文;
Najua kukamua ng’ombe.
私は牛の乳の絞り方を知っている。
 
最近、雑巾を絞れない子が多いとかいいますが、アフリカの人って、お洗濯のあと、あんまりしっかり絞らないんですよねぇ。
いつもお手伝いさんと揉めていました、そのことで。
 
よく絞らないで日差しの強いところに干すと、水分が下の方にたまって、上の方だけはからからに乾いてしまって、色あせてしまうんです。
 
TVなどでみて、アフリカの人たちの服を汚らしく思う方もいらっしゃるようですが、お洗濯は結構行き届いているんです。
お水が乏しい中でも、体を洗うことやお洗濯は欠かしませんから。
 
ただ、今もいったように絞らずに干すから色あせが激しいのと、繕いをあまりしないので、見窄らしく見えるだけなのです。

 

2013年2月4日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kamata

kamat

kamata : 捕らえる、握る

逮捕の意味の 捕らえる だけではなく、よちよち歩きの子供を つかまえる というようなときにも使います。

例文;
Polisi amekamata mwizi.
警官は泥棒をつかまえた。

ナイロビの街を歩いているとき、銀行に現金輸送車が着くのに出くわすときがあります。
そんなときには、武装した兵隊が何人も護衛についています。 結構怖いです (・_・、)

だって、もし襲撃されたら即銃撃戦が始まるわけでしょう。
流れ弾にあたりでもしたらと思うとゾッとします。

そういう大きな事件以外にも、ひったくりの犯人が、その場で通行人たちに捕らえられるということもよくあります。それも、怖いです (・_・、)
もう、みんな寄って集ってボコボコにしてしまいます。
きっと2度としないだろうなと思うほどの目に遭わされてしまいます。

ダルにいた頃のことですが; 中庭で娘たちと遊んでいると、遠くからなにやらザワザワと人の声、それもかなり大人数な人の声が聞こえてきました。
歌っているようにも聞こえるし、そうでないようにも聞こえるし、だんだん近づいてくるしで、少し不安になりました。
その当時はかなり大きな家に住んでいましたので、塀も高くって、中から外を見ることはできませんでしたから、娘たちには家に入るように言って、屋上に上がってみました。

土手道伝いに、大勢の人がこちらに向かってきます。
百人とは言わないけれど五十人以上は間違いなくいる感じです。
そして、その集団に次々と人が加わってふくらんでいくのです。
訳が分からないから怖いし、見極めないのも怖いしで、じっと目をこらしていました。

かなり近くまで来た頃、家の中にいるのも怖かったのか、娘たちが屋上まで上がってきました。
後に下がりなさいと言って、尚も見ていたら… 自転車を押した、血みどろの男性を囲んだ群衆だったのです。
のぞき見ようとする娘たちを制しながら覗いてみると、周りの人たちがその血みどろの男を殴っているのです。
事情が飲み込めました。
自転車泥棒が捕まって、みんなに殴られたあげく、警察へ引っ立てられていくところだったのです。

夜になって、戻ってきた夫に昼間の出来事を話し、「あの人、きっともう2度と盗みはしないわね」というと、「どうだか」という返事。
あんなにひどい目に遭わされても、またやるのかなぁ、ほんとに。

 

2013年1月25日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kamusi

kamusi

kamusi : 辞書
 
本の中でも特に 辞書 を指す名詞です。
 
例文;
Kitabu hiki ni kamusi ya Kiswahili.
この本はスワヒリ語の辞書です。
 
最近はスワヒリ語の辞書も増えました。
私が勉強を始めた三十年程前は、辞書といえばOxfordの英・スワとスワ・英ぐらいしかなく、それも、日本で手に入れるのはなかなか大変でした。
洋書を取り扱うお店にオーダーし、信じられないレートで計算された高い代金を支払ってという具合でした。

今は辞書も種類が増え、ネットで簡単に注文できてしまいます。

 

2013年1月14日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kabati

kabat

kabati : 戸棚
 
食器棚や洋服ダンスなど、扉の付いた収納家具を指します。
 
例文;
Suti yako iko ndani ya kabati lile.
あなたのスーツはあの洋服ダンスの中にあります。
 
服をハンガーで掛ける、私たちが普通に言うところの洋服ダンスではなく、戸棚式のタンスを使っているお家や、衣装ケース sanduku のようなものを使っているお家もあります。
 
大きな家具があるのは比較的裕福な家庭で、そうでない場合は小振りな家具やスーツケースに衣服を収めている場合がほとんどです。
 
食器棚も、比較的小さなものを使っているお家のほうが多いでしょう。
日本のように食器が多様ではないということで、所有数が少ないということもあります。

 

2012年12月28日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

kochi/sofa

kochi/sofa

kochi/sofa : ソファー

長椅子、ソファを指す名詞です。

   例文;Baba alinunua makochi matatu.
父はソファーを3台買った。

kochi と sofaですが、どちらかといえば kochi の方がよく使われると思います。

ダルにいる頃、ソファーベッドを見かけないなと思っていました。
もっとも、親戚や友人の家はそこそこ大きくて、お客を泊められるほど部屋数もあるので、リビングのソファをベッドに変える必要もないのだなと納得していました。

ある時、大きなソファを作ってもらうことにしました。
昼は大きすぎるほどのソファで、夜にはベッドにもなるというサイズです。

チーク材で、きれいな彫刻も入れてもらって素敵なものができあがりました。
クッションは、オーダーするお店に気に入った布地がなく、他のお店で色も材質も満足するものを見つけたので自分で縫うことにしました。

もうできあがりは大満足夫と二人で悦に入っていました。

ところが、お手伝いさんが言うには…  どんなに高い kochi でも、よそに泊まって kochi で寝かせられたらいやだって。  侮辱されたというか、大事にされていない気がするそうです。

そうかぁ、それがソファベッドがない理由なのか…と納得しましたが、夫に言わせれば、「知らないだけだよ。気にしなくっていい」 ということでした。

 

2012年12月5日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra