chora

chora

chora : 描く
 
絵や図形を描くことを指す動詞です。
 
例文;
Anajua kuchora wanyama.
彼は動物を描くことを知っている → 彼は動物を描くのが上手だ
 
字を 書く のは andika という動詞になります。
 
私は字も絵も下手なのですが…
書いた字が下手というとき amechorachora なんていってバカにします。
字を書いたのか絵を描いたのか判らん! とでもいうことなんでしょうが、いわれた方としては悔しいですよね。
 
東アフリカの絵といえば ティンガティンガ が有名ですね。
独特にデフォルメされた絵は不思議な世界を見せてくれます。
でも昨今、正統派のティンガティンガは結構な値段がします。
 
私がお土産に薦めたいのはバナナ・リーフ。
これは正確には絵ではなく貼り絵なんですが、バナナの葉っぱを使って、アフリカの景色や動物たちを描いています。
 
バティックの手法で描かれた絵は、実はプリントということが多いです。
売り手は、その作品の作者は自分だとかいって売りつけてきますが、よく見ると、他の売り子も同じものを持っています。
バティックだと思わせるために蝋を塗ってアイロンを当てているので、臭いに騙されないようにしてください。
 
ただ私は、本物、偽物というのをあまり気にしません。
自分が気にいれば、自分にとっては 「本物」 だと思うので。
買った場所、売り手とのやりとり、そんなものが全部一体となって初めて、自分のお土産になるんですものね。

 

2013年2月1日 | カテゴリー : Ch 始まり | 投稿者 : nyamburra

bisha

bisha

bisha : 反抗する
 
けんかするのではなく、相手のいうことに 従わない、逆らう、口答えする という感じの動作を指します。
 
例文;
Kwa nini unambisha mama?
なんでお母さんに逆らうの/いうことを聞かないの?
 
この動詞もよく耳にします。
年長者や目上の者に従順であるのが美徳とされている からでしょうが、よく聞こえてくるということは、逆らう人が多いということ ですよねぇ。
 
子どもが親のいうことに逆らう場合なんかも、親だけではなく近所の人までが Huyu mtoto ni mbishi sana! この子は本当に強情だ/かたくなだ といって嘆きながら、時としては張り飛ばしたり、ぶん殴ったりします。
 
程度がひどいと mkorofi と、手に負えないヤツ 呼ばわりされます。

 

2013年1月31日 | カテゴリー : B 始まり | 投稿者 : nyamburra

anika

anika

anika : 干す
 
日当たりや風通しの良いところでものを乾かすことを指します。
 
例文;
Ukianika nguo za rangi kwenye jua kali, huharibika.
色物の服を強い日差しに干すと痛む。
 
この動詞は、洗濯物を干すだけではなく、お魚や穀物などにも使います。
 
お手伝いさんは、洗濯物を干す時ほとんど絞らないので、いつも私と揉めていました。
ちょっと丸めて押すぐらいで干そうとするのです。
そうすると乾きが悪いから、いつまでも日差しの下に置くことになって、色あせしてしまうんですよね。
 
TVなんかでみると、アフリカの人、すごく古い服を着ているように見えたりしますよね。
むろん着古しているものもあるでしょうが、お洗濯の仕方で色あせているものも多いと思います。
 
これでもか! ってほどたっぷりの洗剤で洗って、濯ぎはかなりいい加減で、強い日差しの所に絞らずに干す。
これでは絶対に痛みますよねぇ。

 

2013年1月30日 | カテゴリー : A 始まり | 投稿者 : nyamburra

teleza

teleza

teleza : 滑る、滑って転ぶ

ぬかるみや凍った道路で滑る、あの状態です。

例文;
Sakafu hii inateleza.
この床は滑る。

Tembea polepole ili usiteleze kwenye matope.
ぬかるみで滑って転ばないようにゆっくり歩きなさい。

deki といって、床の雑巾がけ、モップがけをほぼ毎日します。
洗剤をつけてするのは時折ですが、お水だけの雑巾がけは欠かしません。
一般の家庭だけでなく、会社や事務所も同じです。

で、怖いのは洗剤を使ってのモップがけです。
床がテラゾやリノリウムのところは特に怖いです。
スッテンコロリと転倒しますから。

私自身、何度か滑って転んで、打ち所が悪かったら首の骨を折っただろうというような状態になったことがあります。

 

2013年1月29日 | カテゴリー : T 始まり | 投稿者 : nyamburra

simu

simu

simu : 電話

携帯電話simu ya mkononi といいます。

例文;
Nilipokea simu yake jana.
昨日、彼から電話をもらった。

東アフリカの携帯電話の普及は、本当にあっと言う間でした。

つい数年前までは、携帯を持っている人はまだまだ少なく、持っているというのは大変なステータスだったようで、レストランやバーのテーブルの上に “さりげなく” を装いながら、その実 “これ見よがし” に携帯を置いて話している人たちを、よく見かけたものでした。
その当時はまだまだ機器そのものも大きくて、固定電話の子機かと思うほどでした。

それが、あれよあれよという間に、持っていない人を探すのが難しいほどに行き渡りました。
機器もどんどん小さくなって、ストレートタイプでも日本の二つ折りのものよりも小さいぐらいのものもたくさんあります。

元々、固定電話を申し込んでもなかなか開通しないという下地がありましたし、既設の電話も、雨が降ればケーブル浸水で不通というようなことも多かったので、携帯にワッと飛びついたのは無理からぬことだと思います。

新しい携帯を手に入れるのも簡単です。
たぶん、月払いではなくプリペイドの利用者の方が圧倒的に多いだろうと思いますが、身分証明書もなにもいりません。
お金を払って “SIMカード” と呼ばれるチップを買えば終わりです。その場で使用開始 (^_-)v

プリペイドのカードも、一番安いものなら日本円で数十円からあります。
金額に応じて有効期限があって、安いものは当然短いのですが、それでも、料金を使い終わったあともまだ受け待ちできる期間が残りますから、みんな上手に計算して使っているようです。

フラッシュ(日本で言うワン切り)もよく使われます。
相手の携帯を鳴らして、かけ直してくれるのを待つわけです。
子供が親にかける場合は、たいていこれではないかと思います。(^o^)ハハハ

でも、子供の方が親世代よりも新しい機種を持っているのは日本と同じです。

カードの残額を、他の携帯に送ることもできます。
子供がフラッシュしてきてかけ直したら、「お金送って」っていうこともよくあるようです。

携帯の普及で便利になったことを上げるとすれば、私ならタクシーを推します。
無線を積んでいないので、本来なら呼び出すことができないのですが、携帯のおかげでお気に入りのドライバーを呼び出すことができます。
タクシーやトゥクトゥクのほとんどが、車内に携帯の番号と名前を書いてあります。

2005年、陸路でナイロビからタンザニアのダレサラームまで行きましたが、道路沿いに携帯のアンテナがたくさん建てられていました。
どんな田舎でも携帯が通じるんだと思うと、昔、国立公園内のロッジには電話がなかった時代が嘘のようでした。

国立公園と言えば、今は公園内でも携帯が通じるところがたくさんあります。
2012年にマサイマラへ行ったときには、ロッジは山陰になって携帯が通じなかったのですが、ゲーム・ドライブに出ると通じました。
別な車のお客は、ライオンを見ながら誰かにそれを電話連絡していました。

 

2013年1月28日 | カテゴリー : S 始まり | 投稿者 : nyamburra

mkungu

mkungu

mkungu : バナナの房

バナナの茎につく、房丸ごと一つを指します。

例文;
Mgomba huzaa mkungu mmoja wa ndizi.
バナナの木は、一房のバナナをつける。

この房は、mkono と呼ばれることもあります。

この房の中の小さな房と言うのか、一段分の房が chana です。

畑や裏庭でバナナを植えているおうちでは、台所の隅に大きな房が転がっていることがよくあります。
調理用のバナナは、マーケットで買うと結構高い物なんですが、自家栽培なら安いことこの上ないです。
放っておいても育つのですから。

うちの仲人さんにあたる人の家でも、たいてい stoo と呼ばれる 物置 には mkungu が転がっていました。
私が遊びに行くと、お手伝いさんたちはおやつがてらに焼いたり、フライにしたりしてくれます。
焼いたものはそのまま食べたりお塩をつけて食べたりしますが、揚げた物はお砂糖をかけて食べます。

私は、家で揚げたときには、蜂蜜やチョコレート・シロップをかけて食べていました。

 

2013年1月27日 | カテゴリー : M 始まり | 投稿者 : nyamburra

lala

lala

lala : 寝る、眠る、横たわる

生き物だけではなく、物が横たわっている状態も表します。

例文;
Nililala usingizi mnono.
私はぐっすり眠った。

旅行者にとって十分な睡眠を取ることはとても大事です。
眠れないと疲労が蓄積し、風邪やお腹の不調を招く原因にもなりますから。

東アフリカへ動物を見に行くのが目的のツアーで行った場合は、睡眠不足の心配はあまりないと思います。
というのは、国立公園などで宿泊しているときには夜遊びに出かけていく場所がないですから
それに、翌朝のゲーム・ドライブに備えて、皆さん早寝なさいますから。

ロッジやテント・キャンプでのお客に対する心配りによって、よく眠れたりそうでなかったりというのもありますね。

ケニャの某テント・キャンプに泊まったときのこと;
夕食から戻ると、ベッド・カバーを外し、湯たんぽを入れてくれていました。
そして枕の上にはブーゲンビリアの花が2~3輪そっと置かれていました。
それはうっとりする演出でした。

ロッジなどで宿泊しているときには、夜中に一度外に出てみてください。
でも、危ないですから部屋からは離れないでくださいね。
敷地内は夜警が見廻ってくれているので、その点では安心なのですが、野生動物が入ってくることがありますから、部屋やテントのすぐ外あたりからは遠ざからないでください。

もう20年以上も前ですが、マサイ・マラの老舗ロッジに泊まったときには、ディナーも終わって、バーの人影も少なくなった頃、中庭の端の方をヒョウが横切っていきました。

じゃぁ、外に出て何をするの?ということですが、夜空を見上げてください。
信じられない数の星々を見ることができま。
本当に星なのか、それとも自分の目がちかちかしているのか判らなくなるぐらいです。

このことを話したら「日本でだって冬の空は星が多いよ」といった人がいますが、とてもじゃないけれど比べものになりません

そして、季節と場所によっては蛍も加わります。
夜空の星と流れ星、地上には蛍。 本当に幻想的です。

 

2013年1月26日 | カテゴリー : L 始まり | 投稿者 : nyamburra

kamata

kamat

kamata : 捕らえる、握る

逮捕の意味の 捕らえる だけではなく、よちよち歩きの子供を つかまえる というようなときにも使います。

例文;
Polisi amekamata mwizi.
警官は泥棒をつかまえた。

ナイロビの街を歩いているとき、銀行に現金輸送車が着くのに出くわすときがあります。
そんなときには、武装した兵隊が何人も護衛についています。 結構怖いです (・_・、)

だって、もし襲撃されたら即銃撃戦が始まるわけでしょう。
流れ弾にあたりでもしたらと思うとゾッとします。

そういう大きな事件以外にも、ひったくりの犯人が、その場で通行人たちに捕らえられるということもよくあります。それも、怖いです (・_・、)
もう、みんな寄って集ってボコボコにしてしまいます。
きっと2度としないだろうなと思うほどの目に遭わされてしまいます。

ダルにいた頃のことですが; 中庭で娘たちと遊んでいると、遠くからなにやらザワザワと人の声、それもかなり大人数な人の声が聞こえてきました。
歌っているようにも聞こえるし、そうでないようにも聞こえるし、だんだん近づいてくるしで、少し不安になりました。
その当時はかなり大きな家に住んでいましたので、塀も高くって、中から外を見ることはできませんでしたから、娘たちには家に入るように言って、屋上に上がってみました。

土手道伝いに、大勢の人がこちらに向かってきます。
百人とは言わないけれど五十人以上は間違いなくいる感じです。
そして、その集団に次々と人が加わってふくらんでいくのです。
訳が分からないから怖いし、見極めないのも怖いしで、じっと目をこらしていました。

かなり近くまで来た頃、家の中にいるのも怖かったのか、娘たちが屋上まで上がってきました。
後に下がりなさいと言って、尚も見ていたら… 自転車を押した、血みどろの男性を囲んだ群衆だったのです。
のぞき見ようとする娘たちを制しながら覗いてみると、周りの人たちがその血みどろの男を殴っているのです。
事情が飲み込めました。
自転車泥棒が捕まって、みんなに殴られたあげく、警察へ引っ立てられていくところだったのです。

夜になって、戻ってきた夫に昼間の出来事を話し、「あの人、きっともう2度と盗みはしないわね」というと、「どうだか」という返事。
あんなにひどい目に遭わされても、またやるのかなぁ、ほんとに。

 

2013年1月25日 | カテゴリー : K 始まり | 投稿者 : nyamburra

forodha

forodha

forodha : 税関

空港、港や国境で関税の徴収などをする 税関 を指します。

例文;
Nilipie mizigo yangu hii ushuru wa forodhani?
この荷物、関税を払わなければいけませんか?

到着地で入国審査の次に向かうのが税関ですね。 ツアーの場合はたいていはフリー・パスに近い状態だと思います。
個人旅行の時は少し質問されるかもしれませんが、法律に違反するものさえ持っていなければ案じることはありません。

ずいぶん昔になりますが、某東アフリカの国へ隣国から戻ってきたときのこと。
私の前に並んだインド系の人が、荷物全部開けさせられて徹底的に調べられていました。
でも、別に怪しいものを持っていたとかではなく単にいやがらせ…、あげくに、「これ、貰っとくよ」と、おみやげらしきT-シャツを取り上げられました。

後に私が並んでいたのですが、たぶんスワヒリ語が分からないから大丈夫と思ったんでしょうねぇ。
悪びれることもなく堂々と要求していました。
私も何か巻き上げられるかなと心配しましたが、全くのフリー・パスでした。

今はケニャもタンザニアも、公務員に限らず、こういった違法行為、賄賂の要求などは厳しく咎められるので減ってきているはずです。

別に賄賂を要求されるわけではなくても、昨今の世界情勢では、いつ何時荷物を全部開けてくださいといわれないとも限りません。
そんなとき、きちんとパッキングしている方が絶対に好印象だと思います。

私はものをむき出しでスーツケースに入れるのが嫌いで収納用の小物を大いに活用する方です。

特にメッシュ・タイプのものはそれ自体が重くないし、下着類や汚れ物を入れていてもむき出しではないし、かといって係官から見れば何かはすぐ判るので、まったく見えなくなってしまう袋より便利だと思っています。

 

2013年1月24日 | カテゴリー : F 始まり | 投稿者 : nyamburra

dawa

dawa

dawa : 薬
 
病気を治すお薬だけでなく、殺虫剤・殺鼠剤のような毒薬も、dawa と呼ばれます。
 
例文;
Daktari amenipa dawa aina tatu.
医者は私に3種類の薬をくれた。
 
日本語でも、「睡眠が何よりの薬だ」 とか 「今度のことは、彼にとっては良い薬だ」 というような言い方をしますね。
病気治療に使う本当の薬ではなく、心身のためになることや、後々役立つことがらや経験などをさして 『薬』 というのですが、同じ使い方を、スワヒリ語でもします。
 
例文 – 諺;
Dawa kubwa ya hasira ni kuchelea.
怒りに対する何よりの薬は、落ち着いてみること。
 
いつも同じ過ちを犯す人に対して、あいつには薬はない…、というのも日本語と同じ感覚ですね。
 
マーケットの片隅や道端で、小汚い (失礼!) 瓶に、水だか油だか、色のついた液体を入れて売っている人を見かけることがありますが、ニッキ水を売っているのではなく、薬売りです。

瓶の汚さを見ると、今罹っている病気が治る治らない以前に、その薬でお腹を壊すぞ と言いたい感じです。

 

2013年1月23日 | カテゴリー : D 始まり | 投稿者 : nyamburra