wingu : 雲
東アフリカの空を流れる雲を眺めていると飽きません。
例文; (ことわざ)
Dalili ya mvua ni mawingu.
雨の前兆は雲
ナイバシャ湖では、ボート・サファリなどと称して、湖にボートで出てバード・ウォッチングできるようになっています。
ある時、そのサファリ中に、ロンゴノット山とは反対側の岸の向こうの方が真っ暗になりました。
もう見るからにその雲の下は大雨という感じです。
すごいねぇといいながら眺めていると、なんとその雲はだんだんとこちら側に移動してきます。
移動してきているのが、まるで巨大スクリーンで見るようにありありと見えるのです。
こっちへ来そうよ。怖いねぇ。などと話しているうちに辺り一面真っ暗になり、強い風が吹き始めました。
小さなボートは大揺れです。
一応救命胴衣らしきものは積んでいるのですが、よく見ると「これは救命胴衣ではありません」と書いてあります。つまり、ただの、救命胴衣型の浮き袋だということです。
とたんに大粒の雨が降り出しました。ボタボタッと落ちてくる雨の一粒一粒の大きなこと。
雷も鳴るから早く岸辺に戻らなければ。
生きた心地がしませんでした。
雨雲が、あんなスピードで移動してくるとは思っても見ませんでした。
遠くにあるときはよかったのですが、少し近づきだしてからはあれよあれよと言うまでした。
ホテルの桟橋に着いたときにはずぶ濡れでしたが、そこからホテルに戻るときにはもう雨はほぼ上がっていました。あっと言う間に来て、あっと言う間に立ち去った感じです。
ナショナルパークでも、向こうの方に浮かんだ雲から雨が落ちているのが見て取れることがよくあります。
日本だと北海道のような広い土地以外では、あまり見るチャンスはないと思うのですが。