hesabu : 計算、計算する、数える
名詞は 計算、動詞だと 計算する になります。
例文;
Mwuzazi amehesabu pesa zake.
売り手はお金を数えた。
日本では、例えば 3080円のものを買って、5千円札と100円玉を出す、なんていうことをよくやりますね。
でも海外旅行でこれをやると、売り手側がうまくおつりを出せないってお聞きになったこと、おありでしょう。
レジの機械が釣り銭まで表示してくれるものだと問題ないのですが、そうでなければ、この支払い方法、かなり混乱を招くのは事実です。
でも、東アフリカに行ったときは心配いりません。 このやり方で支払って大丈夫。時には向こうから、「小銭、ないですか?」って聞かれるぐらいです。 彼らは暗算できちんと計算してくれます。
特に、ケニャのキクユ人、タンザニアのチャガ人あたりは計算が得意ですから、こんな釣り銭勘定なんか朝飯前です。
得意すぎて、困ることも…
彼ら、本当に暗算が得意で、間違うことなく計算するのですが、”間違ったふり” もします。
例えばこんな調子です;
150シルは高いよ。こんなの60でいいよ。
無茶だよ。でも、140だったらしてあげる。
いやよ。じゃぁ、65!
だめだめ。
じゃぁ、二つ買うから両方で120。
二つだったら270だね。
こんな調子で続けていって;
二つで、230が最終だよ。
じゃぁ、三つ買うから 210でどう?
三つだと、340だね。
このあたりまでは計算が合っています。
三つで210以上は出さないわ。
じゃぁ、あんたは友達だから特別だ。四つで、480にしてあげるよ
ヾ(–;)ぉぃぉぃ、値段が上がっているぞ!
こんなことしょっちゅうです。 間違えているのではありません。
だって、「そんなのおかしいよ、高くなっている」と抗議すれば、ニタッと笑って「じゃぁ、460」とか言ってくるんですよ。
でも、短い買い物時間で値切ろうとしている観光客は騙されたりします。 買い物の時には、しっかり計算してくださいね。
上のようなケースで、私はどうするって?
車が出る直前に「三つで210か、四つで260か、どっちにする?」って持ちかけて、売り手がOKした方で買っていきます。