anguka : 落ちる
落ちる という意味の動詞です。
例文;
Alipanda ngazi vibaya, akaanguka.
彼はハシゴを登り損ねて(悪く登って)、落ちた。
高いところからドーンと落ちるだけでなく、転ける、転ぶ、倒れる というときにも、この -anguka を使います。
下の娘が4歳ぐらいの頃でしたか、私の友人の家を二人で訪ねました。
私と友だちは居間でおしゃべり、彼女の子供たちとうちの娘は庭で駆け回って遊んでいました。
だいぶたってから彼女の上の子が走り込んできました。Anti! Hellena ameanguka!
私は「落ちた」と受け取ってびっくりしました。
庭の外れに建材を積んであったので、そこから落ちたのか、あるいは木に登ったのか、ともかく高いところから落ちたと思い大あわて。テーブルをひっくり返しそうになりながら外へ走り出ました。
娘は芝生でうつぶせになっていました。 Mami! Nimeanguka… どうしたの、どこから落ちたのと駆け寄ると、Hapa hapa. というではありませんか。
そこに友達も追いかけてきて、事情が分かった彼女が説明してくれました。
落ちたのではなく転んだのだと。
その他には、商売をしくじったりするのを、日本語で「転ける」といいますね。 スワヒリ語でも、同じ表現をします。