chana/chane

chana/chane

chana/chane : バナナの房
 
mkungu が、大きな丸ごと一つのバナナの房を指すのに対して、
chana/chane の方は、私たちが普通バナナ一房というときに想像する、上の写真のような房を指します。
 
例文;
Usinunue nyingi, chane moja ya ndizi inatutosha.
バナナ、たくさん買わないで、一房で十分だから。
 
バナナも、スーパーマーケットではキロ売りしていますが、普通のお店では1本いくら、あるいは5本でいくら、みたいな形で売っています。
 
スーパーマーケットでは積み上げていることがほとんどですが、お店ではぶら下げて売っています。
生食用、つまりフルーツのバナナは chane 単位で吊してあって、料理用のは mukungu でぶら下げているか地面においていることが多かったです。
 
ナイロビからアバディーアに向かっているとき、キクユの人がバナナを売っていたので、教えて貰ったキクユ語の数字を使って値切ったことがあります。
一応スワヒリ語で話すのですが、5本とか、3シルとかいうのをキクユ語でいったわけです。

最近はスワヒリ語を話す人が多いので、なかなかおまけしてくれませんが、さすがにキクユ語、効果があって安くして貰いました。

 

2013年1月11日 | カテゴリー : Ch 始まり | 投稿者 : nyamburra

bendera

Kenya   Tanzania

bendera : 旗、幟

国旗、軍旗など、旗を表す名詞です。

例文;
Bendera ya taifa ina rangi nne.
国旗には4色使われています。

ケニャ国旗、タンザニア国旗、ともに4色使われていますね。

インド洋に浮かぶ国、セイシェルズは、国旗がよく変わることで有名です。
外国船が入港するときにはその国の旗を掲げるそうなんですが、国旗というのは敬意の対象でありますから、間違えると不敬罪に問われかねません。

ある船がセイシェルズに入港したとき、国旗の上下を間違えて掲揚してしまい、船長は大変な罰金を支払わされたそうです。
くだんの船長、さすがにその次セイシェルズに入港したときにはくれぐれも間違いのないようにと部下に言いつけ、自分自身も何度も確認し、間違いないということで揚々と入港しました。

ところが、またもや即刻…
上下間違えずに掲げたその国旗、すでに廃止されていて、今は新しい国旗になっていると申し渡され、またもや罰金刑。

どこまで本当の話なのかは不明ですが、この話、結構有名です。

セイシェルズもスワヒリ語を話す人が相当数いるということですが、私の友人の沿岸警備隊の将校はスワヒリ語が話せません。
フランスの血が濃い人なのですが、それでもアフリカの血も入っているのはすぐに判る面立ちです。

この将校、時々仕事でケニャへ行くそうなのですが、行けばスワヒリ語で話しかけられるそうです。
英・仏語とクレオール語しか話せない彼、スワヒリ語で話しかけられるとこう言うんですって。
Mimi hapana Kiswahili. .・゜゜・(/。\)・゜゜・

よい子の皆さんはまねしないでね。

 

2013年1月10日 | カテゴリー : B 始まり | 投稿者 : nyamburra

aga

aga

aga : さようなら/お別れを言う

別れる という意味の動詞です。

例文;
Nilimwaga mama yangu nilipotoka nyumbani.
私は家を出るとき母親にお別れを言った。

例文の状況は、家を出て上京します のような本格的なお別れだけではなく、毎朝学校や会社に出かけていくのも、これにあたります。
あるいは、夜、おやすみを言うのもこれにあてはまります。

もっと永久のお別れ、亡くなる という場合にも用います。

一体に、スワヒリ語は日本語と似て、物事をあからさまに言うのを嫌う傾向があります。
誰某が亡くなった などというとき、 fa 死ぬ という動詞ではなくaga dunia のような表現を良しとします。

死亡事故などで「何人が死んだ」などという場合でも同様で、ニュース記事など大勢が亡くなった場合は fa を使うときもありますが、記事のスペースに余裕があればそれなりの表現を用いているようです。

 

2013年1月9日 | カテゴリー : A 始まり | 投稿者 : nyamburra

vuta

vuta

vuta : 引く、引っ張る、引き寄せる、引き伸ばす

息を吸い込むのもこの動詞を使います。

物体を物理的に引き寄せるだけでなく、惹き付ける魅入らせる というような意味もあります。

例文;
Mashindano ya kuvuta kamba yaitwa jugwe.
綱を引っ張る競技は綱引きと呼ばれる。

Anapenda kuvuta sigara.
彼はたばこを吸うのが好きだ。

最初は物理的に引っ張る意味と、たばこを吸うという意味しか知らずに、誰かが誰かを vuta したと聞いたとき、強く引っ張って怪我でもさせたのかなと心配したことがありますが、魅せられた、つまり好きになっちゃったんだと知って大笑いしました。

単純な動詞ほど日常会話に頻出しますので、知らない意味で使われてポカーンとしたり、カッカきたりと、トラブル一歩手前までいったりもします。

そういう意味では、慣用句や比喩表現というのは、たくさん覚えたいですよね。

 

2013年1月8日 | カテゴリー : V 始まり | 投稿者 : nyamburra

tende

tende  tende

tende : ナツメヤシの実

ナツメヤシの木mtende といいます。

例文;
Tende hizi zi tamu sana.
このナツメヤシの実(複数)はとても美味しい。

実の58%が糖分といわれるぐらい甘くて美味しいナツメヤシは、北アフリカやアラブ諸国では、主要な食品の一つでもあり、財産でもあります。

また、実だけでなく、葉や葉柄は、工芸品やマット、ロープ類の材料にもなります。

ダルに住み始めて間もない頃:
中庭で、うちのお手伝いさんや家主の娘さんたちがござを広げて何かを食べていました。
通りがかった私に “Karibu mende! ゴキブリをどうぞ” と声をかけてきました。
少し離れてみている私の目には、確かにゴキブリの佃煮のように見えました。
でも、まさかゴキブリは佃煮にはしないでしょう

おそるおそる近づいてみると、やっぱりゴキブリの佃煮

こんなもの食べるの? と尋ねると、甘くて美味しい言います。
もう一度、これは何かと尋ねると tende だといいます。

ゴキブリではないと分かったものの、正体不明です。
種を出しているところをみると何かの実であることは間違いなさそうなので、一つ貰って口に入れました。
甘ァ~い  (スピードワゴン風)

家に戻って辞書を調べてみるとナツメヤシの実と判明。早速その週末に買い物に出たときに、買ってきました。

今でもナイロビ滞在中にはよく買って食べますし、帰りのドュバイの空港でお土産にも買ってきます。
ドュバイではさすがに品数が多いのですが、私がいつもお土産用に買い求めるものは、種を取り出して、代わりにアーモンドを入れて種に見せかけてあるものです。

安いもの (?) はゴキブリの佃煮風にぐちゃっと詰めてあるのですが、これは一粒ずつきれいに箱詰めされているか、バスケットに並べてパッキングされています。
お土産の一押しです。

2013年1月7日 | カテゴリー : T 始まり | 投稿者 : nyamburra

shule/skuli

shule/skuli

shule/skuli:学校
 
学校を表す単語は他にもあるのですが、ごく一般的に使われるのは、ドイツ語からの shule と、英語からの skuli ではないかと思います。
 
例文;
Shule yetu ya msingi ina madarasa kumi na mbili.
私たちの小学校は12学級ある。
 
タンザニアでは skuli という言い方はほとんど耳にしませんでした。
逆に、ケニャではほとんどの人が skuli と言っていたように感じます。
 
タンザニアはもともとドイツの植民地で、ケニャはイギリスの植民地だった。
そういう歴史がスワヒリ語にも反映しているようです。

 

2013年1月6日 | カテゴリー : S 始まり | 投稿者 : nyamburra

rafu

rafu

rafu : 棚、本棚
 
扉のない、棚式の収納家具を指します。
 
例文;
Rafu yangu imejaa vitavu vya kila aina.
私の本棚はいろんな種類の本で一杯です。
 
扉の有る無しで kabati と rafu に別れるのですが、扉はなくても食器を入れるものは kabati とする場合や、全部ひっくるめて kabati と呼ぶ場合など、様々です。
 
どちらを使ったからといって間違いではないのだろうと思います。

 

2013年1月5日 | カテゴリー : R 始まり | 投稿者 : nyamburra

pasi

pasi

pasi : アイロン

服のしわを伸ばすアイロンです。

例文;
Tafadhali ninunulie pasi ya umeme.
どうか電気アイロンを買ってください。

電気アイロンという言葉は死語ですねぇ。

私が幼かった頃には、祖母たちはまだ電気アイロンと呼んでいました。
我が家のアイロンは電気のものでしたが、祖母が和裁をするときには、電気のではない鏝も使っていたように記憶しています。

pasi

東アフリカでは、炭を中に入れて使うアイロンもまだまだ現役です。
スーパーでもいまだに売っています。

さすがに、私の友人の中でこのタイプを使っている人はいませんが、ナイロビで夏を過ごすアパートのすぐ近くの仕立屋さんは、このタイプのアイロンです。

 

2013年1月4日 | カテゴリー : P 始まり | 投稿者 : nyamburra